不治の病
私は現在、治療院に勤務している。
新米の私だが患者さんからは、「先生」とよばれている!!
私のクライアントに小児マヒ(ポリオ)という病気をわずらったおばあちゃんがいる
2歳からこの病気にかかり私のところに来るときは
いつも左足を引きずって通ってくるのだ
だがいつも元気で自転車をこいだり、マシンを使ったりしてトレーニングを行っている
他の患者は、肩凝りや腰痛などリハビリをおえ改善していく一方だが、
このおばあちゃんは数ヶ月トレーニング、リハビリを行ってもいまいち効果、改善が見られない・・・
効果が出ないのは当然かもしれない・・・
小児マヒ(ポリオ)というのは永久に治らない病気といわれているからである。
数ヶ月前、おばあちゃんに
「この足とも付き合いが長いけど、私の足は治るのかねー」と、
きかれ私は言葉に困った・・・
おそらくおばあちゃんも予想はしてたであろう。。。
だが、いまでも私の元にきてリハビリを行いにきてくれる。
ある日「先生の笑顔を見ればなんか治る気がする」といわれた。
私は、仕事中に涙を隠すのに必死だった・・・